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EABPによるボディサイコセラピーの紹介動画

BIPSが所属するEABP(ヨーロッパ・ボディサイコセラピー協会)が作成したボディサイコセラピーを紹介する動画です。この動画の特徴として挙げられるのは、セラピストからの説明だけではなく、クライアントへのインタビューが行われている点で、それぞれのクライアントは、具体的に変化した点を述べているのが印象的です。

ボディサイコセラピーが扱うのは「からだとこころのダイナミックス(心身相関)」ですが、具体的に言うならば、思考、イメージ、感情、情動、身体構造、身体の動き、代謝、生命エネルギー、そして人間関係です。ボディサイコセラピーは、このように全人的に働きかける心理療法であり、そのためには言語的コミュニケーションとともに非言語的コミュニケーションを重視します。

ボディサイコセラピーは、ピエール・ジャネとフロイトによる無意識の研究を経て、無意識にアプローチするために身体に働きかけたフロイトの弟子の一人、 ウィルヘルム・ライヒの研究から始まり、100年以上の年月の間、進化し発展し続けてきました。心理療法のなかに身体を持ち込んだために臨床心理の領域において、長い間異端であったボディサイコセラピーが、近年、神経生理学による発見によって、如何に理にかなったことをしてきたかが立証されつつあります。 それとともに、ITが高度に発達している現代においてなおざりにされてきた「身体の知恵」を取り戻すことができるという意味では、これからの心理療法と言えるでしょう。

アレクサンダー・ローエンの動画の紹介

バイオエナジェティックス創始者であるアレクサンダー・ローエンの講座の動画です。デモンストレーターは、バイオエナジェティックスの器具を用いた骨盤のエクササイズを行っています。このエクササイズは「Pelvic Vibration(骨盤の振動)」と呼ばれるもので、脚から骨盤内にエネルギーを流れさせるために行います。

動画では、デモンストレーターには腰仙部にブロックがあり、エネルギーがそこでスタックしている状態から始まり、ローエンが上体を立ててブロックを外すことによって、エネルギーが骨盤内を通って上半身にまで流れるのが観ることができます。そして興味深いことに、そのようなエネルギーの流れに圧倒されたのか、デモンストレーターはすぐにブロックのある、馴染みのある状態に戻ってしまいました。それで会場中に笑いが起きたのです。

私たちは、身体、心、エネルギーの何処かで何らかのブロックが生じることによって、生きている実感、居場所、喜び、躍動感、自由を失います。それでセラピーにやってきます。しかし、エネルギーの流れを求めてセラピーを受けに来たにもかかわらず、いざ、エネルギーが流れると不安になるものです。なぜなら私たちのエゴは、性質として「固定化」を望むため、自由を怖がるからです。ただ、セラピストとの信頼関係が構築されていくとともに、徐々にエネルギーに身を委ねられるようになり、そのエネルギーの導きに信頼が置けるようになり、その人の人生に影響し始めるのです。それがローエンの言うところの「身体への信仰」です。

この動画で印象的なのは、防衛を悪者にしないスタンスです。防衛が再度浮上したことを、ローエンは笑いと愛情とともにデモンストレーターに関わっています。

アレクサンダー・ローエンのインタビュー

バイオエナジェティックスの創始者、アレクサンダー・ローエンのインタビューのオムニバスです。ローエンの著書からも彼の人柄と表現力の素晴らしさは感じられますが、動画から伝わる彼の表情、声の質、目の優しさからも、同じものが感じられます。リスニングに誤りがあるかも知れませんが、以下が印象に残った彼の言葉です。日本で彼の著作の多くが絶版となっていることは、大袈裟な言い方かも知れませんが、悲劇です。

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◎スピリットを身体に戻せば、身体はより活き活きし、スピリットはもっと高揚し満たされる。

◎グラウンディング、ブリージング、ヴァイブレーションは、セラピーを行う上で私にとっての3つの基本である。

◎頭に重点を置く文化は「もっともっと」となり、考えることとパワーが強調され、「感じること」は最後となる。

◎健全な人は、身体は活き活きして元気で、目は輝き、声は快活で、その人には優しさと優美さがあり、勇気が現れていて、エゴに支配されていない。

◎ エネルギープロセスは、呼吸をホールドすることによって、感じることを止める。もし呼吸を自由にして十分できるようになれば、エネルギーは強くなり、感じることも強まる。呼吸を止めれば、酸素がなくなると火が徐々に弱くなって冷たくなるように、感じることは小さくなる。そうすると「考え」がやってくる。

◎グラウンディングとは、文字通りエナジェティックに大地にコンタクトすることである。

新刊のお知らせ

BIPSが所属するEABP(European Association of Body Psychotherapy)の代表を長年続けられ、フィンドホーンの心理療法家を17年間務めたコートニー氏が4年の歳月を掛け、他の監修者とともに監修した本「The Handbook of Body Psychotherapy and Somatic Psychology」が2015年8月4日に出版されます。序文は、PTSDの臨床と研究で世界的な有名で「トラウマティック・ストレス」の著者、ヴァン・デア・コルク教授によって書かれています。コートニー氏自身、膨大な量だと言っているように、この書籍は1,000ページもあります。

コートニー氏の論文を以前、いくつか読んだことがありますが、読みやすい英語で、内容がとてもよかったのです。この本に関しては監修者ということですから、彼自身が何処まで書いているか分かりませんが、コートニー氏は信頼できる方ですので、ボディサイコセラピーに興味があり、英文を読める方にお勧めします。BIPSのメイン・ディレクターであるルーベンスも推薦しています。日本のアマゾンで予約可能です。アマゾンのページは、こちらからお入りください。

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最新情報ブログの開設

2015年1月にBIPS公式サイトをリニューアルしたことと、以前のブログのプラットフォームが古くなったことから、ブログをリニューアルいたしました。公開ワークショップ情報、トレーニング情報などをいち早くお知らせいたしますので、引き続きよろしくお願いいたします。

過去の活動につきましては、過去のブログをご参照ください。

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このブログはBIPS(BIO Integral Psychotherapy School)の活動に関するブログで、セラピスト養成トレーニング、プレトレーニング、公開ワークショップ等の活動をいち早くお知らせいたします。

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